リトルカブFIのエアフィルターをタケガワの強化エアフィルターに変更した

友達から8万で譲ってもらったリトルカブFI(C50LM8)はUber Eatsや出前館の業務に大活躍している。

 

やはり50CCでは速度が足りない。

 

そこでタケガワのボアアップキット、タケガワマフラー、タケガワ強化エアフィルター、エニグマ、を購入した。

 

エニグマ以外のパーツは届いた。

 

エニグマはメーカー在庫の関係で、届くのは1ヶ月以上先になるみたい。

 

だからボアアップ決行は少し先になるね。

 

 

色々実験してみたかったので、タケガワ強化エアフィルターのみ交換でどれくらいの効果が出るか試してみた。

 

この製品は純正ボックスをそのまま使えるタイプで、キノコ型のものとは違う。

 

絶賛雨の日にも稼働するので、純正ボックスは絶対に必要だからこの製品を選んだってわけ。

 

まずはエアクリーナーボックスを開けてみて・・・

 

 

純正エアフィルターがついていない!

 

な、なんと、エアフィルターが入っていない!!!

 

そんなことってある?

 

納車してから一回もエアクリボックスを開けてないから気づかなかった。。。

 

エアフィルターがないのは燃焼室に異物混入の危険がある。

あと、エアフィルターありきで吸気効率は考えられているから、おそらく吸気効率も下がっていただろう。

 

燃費があまり良くなかった(それでもリッター60kmはいってたけど)のはそのためか・・・?

 

でも、エアフィルターがなかったから、

たくさんの空気が吸える=加速力なんかよくなるのでは?  という考えもあった。

 

 

 

 

 

 

兎にも角にも現状とどれくらい変わるのか、試してみなければ。

 

タケガワ強化エアフィルターの装着

 

 

 

エアーフィルターなしの状態からタケガワ強化エアフィルターを装着してみた結果・・・

 

非常に調子が良くなりました。

 

加速は前より良くなったし、トルクもあり、高回転もよく回る。

 

やはりカブの吸気はエアフィルターありきで考えられていることがよくわかったね。

キノコ型のエアフィルターに変えると逆に吸気効率が落ちるなんて話もあったし。

 

エアーフィルターなしの状態よりも調子が良くなるってことはそういうことでしょう。

 

 

ちなみにエアクリボックスの下部(ボックス内に空気を吸い込むところ)はこんな感じ。

 

空気の大部分は3つ目の写真のように、横から斜め方向にボックス内に侵入するっぽい。

 

ということは純正エアフィルターやタケガワ強化エアフィルターのような、よこから空気を吸い込むカタチが一番適しているのだろう。

 

エアフィルターの周りを空気が旋回しながら吸い込まれていくって感じ。

 

となると、エアフィルターのない状態の、パイプが一本突き出ただけの状態っていうのは、空気の流れ的には非常に吸い込みにくい状態だったのかもしれない。

 

そういうことで吸気効率が上がり、加速や高回転が気持ちよくできるようになったんじゃないかなーっていう憶測でございます。

 

非常に実りのある一日でした。

 

 

ゆくゆくはエアフィルターのボックス内インテークも切ってみたいなあ。

 

 

バモスホビオLA-HM3の振動が激しくなり、すぐに低速ギアに入ってしまう原因と修理

 

 

 

 

 

バモスホビオがの調子が悪い!

バモスホビオ

 

 

僕の愛車のバモスホビオLA-HM3が動かなくなった。

2週間前に父親から譲りうけたこの車。

23万kmも走っている歴戦の猛者である。

 

友達の引っ越しの手伝いを終え、高速で帰ってくる途中のことだった。

 

SAで休憩ののち、再び乗車しエンジンをかけたら、

「ブルブルブル・・・」なにやら振動がする。

嫌な予感がしたので一旦エンジンをきり、もう一度休憩をする。

 

ネットで検索すると、一番最初に出てきたのは

エンジンマウントの劣化というものだった。

 

もしこの原因が正しければ、走行にそれほど異常はないはずだ。

そう考えた僕はもう一度乗車し、本線に向かう。

 

80㎞まで加速しようとアクセルを踏んでも全然加速しない

大してアクセルを踏んでいないのに低速ギアに入り、

ウウィーーーン!!!という唸り声をあげる。

 

「これはまずい」と思ったがここは高速の上、

アクセルをそろそろ踏んで、なんとか80km/hをだし、

一番左側の車線を走って次のインターチェンジで降りることができた。

 

降りた時点で自宅まではあと100㎞超え。。。

どうしたものか。でも完全に壊れたわけではないから

地道に帰ろう。

 

幸い首都圏の昼間ということもあり、渋滞が起きまくりで

スピードを出す必要もなく帰ってこられた。

(4時間以上かかったが・・・)

 

 

 

 

 

 

ブルブル、ウイーン!原因の予測

 

最初はバモスホビオのATが滑ったと予想していた。

 

  • 高速ギアに入らない
  • 停車中に振動
  • ニュートラルに入れると振動が軽減される
  • 2速、3速あたりのギアを行ったり来たりする

 

これらの症状からして、AT滑りが起きているのだろうと考えた。

スマホを一日中触ってATの構造や修理方法などについて調べた。

 

ATそのものの交換やATFの交換、

さらには廃車まで考えた。

 

 

3日ほど悶々とした日が続いた。

 

 

本当の原因

 

検索を続けた結果、

ATの不調は急には来ない

「AT管理が悪いと歯が削れていくので、徐々に調子が悪くなっていく」

というようなものを見た。

 

YouTubeでも壊れたAT本体を分解して見せてくれるものがあったが、

たしかにいきなりの不調というのはなさそうだ。。。

 

うちのバモスはSAの休憩が終わったら壊れていた。

それまではATにしても調子は良かった。

 

つまりATが壊れたわけではない。

 

AT以外の原因がある。

 

調べたところ、エンジンの点火系の不調で

エンジンが一気筒動いていない場合でも同様の

症状が出るらしい。

 

ギアの音がうるさくなったので、

エンジンの不調とは全然思わなかった。

 

じっさい、エンジンの音に異常は感じられなかったが。。。

でも、AT、ATF交換よりも先にやるべきことはこれだと思った。

 

 

中でも特に怪しいのはイグニッションコイル

イグニッションコイルはスパークプラグの

点火のために、電気を昇圧する装置。

 

これが壊れると放電のための電圧が足りず、

ガソリンに点火ができなくなり、

結果、その気筒は動かなくなるということだ。

 

バモスホビオイグニッションコイルによる不調は

よくあるようで、YouTubeにもたくさん参考になる

動画があった。

 

 

 

 

 

 

 

バモスホビオの修理

 

以下、僕が実践した修理です。

素人による作業ですので真似をして車が壊れても責任はとれません。

 

 

 

 

準備したもの

今回はイグニッションコイルの故障検証と交換ですので準備したものは

 

10mmソケットレンチ

 

のみです。

 

ボルト類が固い場合もあるのでハンマーもあると良いと思います。

 

 

 

 

 

エンジンカバーを開く。

 

バモスホビオはエンジンが後ろにあります。

荷台のシートをめくると蓋があるのでそれを開きます。

蓋は手で簡単に開けられます。

硬ければ軽くハンマーでたたきましょう。

この蓋を外すとエンジンが出てきます

エンジンルームがでてきます



ちなみにこちらが実際のエンジンの様子だ。

エンジン自体がかなりブルブル震えている。

 

youtu.be

 

 

 

 

イグニッションコイルの確認

 

イグニッションコイルの確認をします。

 

下の赤丸で囲った部分がイグニッションコイルです。

バモスホビオは三気筒エンジンなので、3個イグニッションコイルがついています。

 

この3個のうち、一つが機能していないというのが今回の予測です。

 

赤丸がイグニッションコイルです

 

 

 

 

イグニッションコイルが壊れているかどうか検証

検証の仕方は二種類ある。

  1. テスターで壊れているかどうか確認(安全)
  2. コイルのケーブルを引き抜いてエンジンが止まらなかったらアタリ🎯という方法(多分危険

素人が個人でやるには、テスターを購入するよりもケーブル引き抜きによる確認方法のほうが気楽でいいやと思ったので2番のやり方で検証した。

 

 

 

検証の仕方は非常に簡単だ。

 

3つあるコイルのケーブルを1つ引き抜いて・・・

 

3つあるイグニッションコイルの一つずつ試して検証します。

 

 

 

エンジンをかけてケーブルを抜く

それでは検証を開始します。

 

まずはエンジンをかけます。

エンジンをかけたままエンジンルームに行き、下の写真のケーブルを抜きます。

側面にツメがあるので抑えながら抜きます。

 

このケーブルを抜きます

 

 

ケーブルを外したところ、ガクガクガク・・プスン・・・エンジンが止まりました。

 

このコイルは正常に動作しているようです。

ケーブルをつけなおします。

 

ケーブルを外したらエンジンが止まりました・・・はずれ



 

 

あと二つのコイルも同様に試す。

 

外したケーブルをつけなおしてほかのコイルを検証します。

 

以下同じ作業の繰り返しです。

  1. エンジンをかける
  2. ケーブルを引き抜く
  3. エンストするか確認

 

 

僕は3回目でやっと当たりました。

どうも昔から、くじ運が悪い・・・。

 



 

下記動画の通り、ケーブルを外してもエンジンは動いたままです。

 

 

youtu.be

 

 

 

やはりコイル不良だったようです。

 

このコイルが悪さをしてやがったんだな・・・。

 

こいつが悪さをしてやがったんだ・・・

 

 

 

もしかしたらスパークプラグの可能性もあるので、

壊れたコイルが刺さっていた穴に生きているコイルを刺してエンジンをかける検証もしました。

 

問題なくエンジンがかかったので、スパークプラグが原因でもないようです。

 

これでやっと原因究明できました。

交換部品を注文し、届くのを待ちます。

 

購入したのはNGKイグニッションコイルです。

NGKでの型番はU5160です。

 

中華製の安いイグニッションコイルAmazonでありましたが、あまり評判がよくなさそうだったので信頼性の高い日本製のものにしました。

 

中華製は1000円台、日本製は6000円台・・・。

 

安さの魅力に打ち勝ちました。

 

 

 

 

イグニッションコイルの交換

 

新しいイグニッションコイルが届いたので交換作業を行います。

 

 

まずは壊れたイグニッションコイルを取り外します。

 

 

イグニッションコイルを固定している六角ボルトを外します。

 

六角ボルトを外しましょう

 

ケーブルも忘れずに外しましょう。

 

六角ボルトとケーブルを外したら、そのまま真っすぐ引き抜けばイグニッションコイルをとることができます。

 

イグニッションコイルを外しました

 

 

 

イグニッションコイル取り付け

 

手順はいまの逆です。

新しいイグニッションコイルを取り付けましょう。

 

新しいイグニッションコイルNGK製U5160



 

穴に差し込んで六角ボルトとケーブルをつけるだけです。

 

 

六角ボルトとケーブルを忘れずにつけましょう。

 

これで交換は完了です。

 

簡単な作業ですね。

 

 

 

 

 

最後に・・・

 

 

さて、これでバモスホビオは以前のような快調さを取り戻すのか・・・。

 

エンジンをかけると、、、振動がない、、、!

 

 

勝利・・・!!!

 

 

二文字が頭の中をよぎった。

 

快感物質が頭の中を駆け巡った。

 

そのまま近所を走る。

 

アチェンジも問題ない。

 

よし、完璧。

 

なにもかも元通りだ。

 

喜びに震えるという感覚は久しぶりだ。

 

所詮車も人間が作り出したもの。

 

同じ人間であるわしに直せないはずがなかろう。

 

全知全能の神になったような気がした。

 

 

 

バモスホビオは僕の目の前で首を垂れていた。

 

 

 

 

治ったエンジンの様子

エンジンがかかっています。音と振動が全然違いますね。

 

youtu.be

 

 

 

 

 

 

 

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※今回は検証のために一つだけ交換していますが、全数交換がおすすめのようです。

僕もこの後アマゾンで残り2つのイグニッションコイル、ついでにスパークプラグを三つ購入して付け替えました。

 

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ゆっくりMovieMaker 3で編集した動画をAviUtlを使ってMP4形式で出力する方法

 

 

ゆっくりMovieMaker 3で編集した動画を

MP4に出力する方法について説明します。

 

ゆっくりMovieMaker 3で編集した動画はAviUtlに出力する必要があります。

 

変換は

 

ステップ1:ゆっくりMovieMaker 3でexoに出力

ステップ2:AviUtlでMP4に出力

 

の順序で行います。

 

MP4はYou Tube対応の形式なので、

これでやっとYou Tubeにアップすることができます。

 

※ここで紹介する方法は、AviUtlに「かんたんMP4出力」

をインストールしている必要があります。

もし参考にする方がいらっしゃれば、

先にかんたんMP4出力のインストールを済ませてください。

 

 

 

 

 

 

ステップ1:ゆっくりMovieMaker 3でexoに出力

 

まずはゆっくりMovieMaker 3上で編集した動画を準備します。

 

 

 

ではさっそく一段回目、exoファイルに出力していきましょう。

 

ゆっくりMovieMaker 3のプレビュー画面で、

「ファイル(F)」→「出力(Ctrl+E)」を選択

 

f:id:tomoki995:20211130134413p:plain

まずはexo形式に出力しよう

 

選択したら、保存場所を指定して(忘れないようにね!)、

好きなファイル名をつけて保存しましょう。

 

これでexo形式への出力は終わりです。

 

これでステップ1が終わり。

どうです、かんたんでしょ?

 

出力されると、AviUtlが自動で立ち上がると思います。

 

これからはAviUtlを使っていきます。

 

ゆっくりMovieMaker 3側のプロジェクト保存が終わっていたら、

ゆっくりMovieMaker 3は終了しちゃって大丈夫です。

 

プロジェクトの保存はしっかり残しておきましょうね。

 

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(ゆっくりMovieMaker 3終了前の注意)

 

後で修正点などあるかもしれないので、

プロジェクトの保存はしっかりとしておきましょう。

 

この際の保存はファイル(F)→保存(S)でOKです。

ymmpの拡張子で保存されます。

 

保存したプロジェクトを開くには、

「ファイル(F)」→「プロジェクトを開く(Ctrl+O)」で

プロジェクトファイル(ymmp)を開けます。

 

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ステップ2:AviUtlでMP4に出力

 

もう最終ステップです。早いですね。

 

立ち上がったAviUtlには、拡張編集という

ゆっくりMovieMaker 3でのタイムラインみたいな

ウィンドウが立ち上がっているでしょうか?

 

f:id:tomoki995:20211130142438p:plain

拡張編集ウィンドウ

 

拡張編集がない場合は、上部バーの「設定」→

「拡張編集の設定」をクリックしましょう。

 

そしたら拡張編集のウィンドウが表示されます。

 

 

 

exoファイルの読み込み

それではAviUtlにゆっくりMovieMaker 3で出力した

exoファイルを読み込ませます。

 

 

まずは拡張編集のウィンドウの上で右クリックをします。

 

右クリックをしたら、「オブジェクトファイルから新規作成」

をクリック。

 

f:id:tomoki995:20211130135615p:plain

拡張編集で右クリック→オブジェクトファイルから新規作成をクリック

 

ゆっくりMovieMaker 3で出力したexoファイルを選択してください。

 

保存場所は覚えていますか?忘れないように!

 

f:id:tomoki995:20211130140025p:plain

ゆっくりMovieMaker 3で出力したexoファイルを選択

 

選択すると、AviUtlにゆっくりMovieMaker 3で

編集した動画が読み込まれます。

 

一応プレビュー画面で再生して、修正点がないかどうか

チェックしておきましょう。

 

 

 

AviUtlでMP4に出力

 

出力された動画に問題がなければ、AviUtlを使って

MP4形式に出力していきましょう。

 

ホントのホントに最後です。

 

AviUtlの上部バー、「ファイル」→

プラグイン出力」で「かんたんMP4出力」を選択。

 

f:id:tomoki995:20211130140856p:plain

プラグイン出力からかんたんMP4出力を選択

 

好きなファイル名をつけて、保存(S)を押すだけ。

 

動画のサイズにもよりますが、

出力にはそこそこ時間がかかります。

 

プレビューウィンドウ上部のタイトルバーに

残り時間が表示されます。

f:id:tomoki995:20211130141206p:plain

タイトルバーに残り時間が表示されます

 

これでMP4への出力は完了です。

 

保存場所にMP4ファイルが保存されていますか?

変換後もチェックは抜かりなくやっておきましょう。

 

 

 

 

 

 

今回の解説はここまでとなります。

 

着いてこれましたでしょうか?

 

あとはもうYou Tubeに動画をアップするだけです。

 

それでは良い動画ライフを♪

 

 

 

 

 

 

AviUtlを使ってmovファイルをaviファイルにかんたん変換【ゆっくりMovieMaker 3用】

動画の変換

 

まずは、コンピュータ→AppleiPhoneで、

iphoneで撮影した動画をPCのビデオフォルダに取り込む。

f:id:tomoki995:20211117135658p:plain

apple iphoneから動画を抽出



 

AviUtlをつかってiphoneの動画を変換(MOV→avi)

 

movファイルの取り込み

 

movファイルをAviUtlに取り込む。

(L-Smashがインストールされていないと、

mov形式のファイルを取り込むことができない)

 

取り込む方法はドラッグアンドドロップでも、

「ファイル→開く」のどちらでも良い。

f:id:tomoki995:20211117140733p:plain

ドラッグ&ドロップでOK

 

取り込むと、AviUtlのプレビュー画面に

動画が表示される。

 

無事、AviUtlのプレビュー画面に動画が

表示されたら、次はavi形式に変換するための作業に入る。

 

 

 

出力の仕方

 

ファイル→AVI出力を選択。

f:id:tomoki995:20211117140806p:plain

ファイル→AVI出力を選択。

 

 

上記の画面が出てくるので、保存場所を指定して、保存。

 

保存場所はしっかり確認して

どこに保存したかわからなくなることを防ごう。

f:id:tomoki995:20211117140850p:plain

保存場所を指定して、保存(S)。

 


保存を実行すると、mov→aviの変換が始まる。

 

動画の長さにも依るが、少し時間がかかるので気長にまとう。

 

ちなみにAviUtlのタイトルバーに残り時間が表示される。

f:id:tomoki995:20211117141056p:plain

AviUtlのタイトルバーに残り時間が表示される



 

保存が終わったら、保存場所を確かめる。

aviファイルが完成していたらOK。

 

 

以上でmov→aviへの変換が完了。

これで、ゆっくりMovieMaker 3で編集できるようになる。

 

 

 

 

【発狂】たいくつな僕は夢を見た

 

とにかく退屈だ。僕はこたつから顔だけを出していた。

足がこたつの外に出ないように、きゅっと身体を縮めていた。


すぐ横にはスマホがあった。

退屈だからYou Tubeでも見ればいいのだが、

サイトの中から動画を選ぶのさえ面倒くさかった。

オナニー用のAV選びでさえも。

ハァ、とにかく退屈だ。

 

 

 

 

 

本当に何もすることがない。

どんな本も、テレビも、動画も音楽も、僕の退屈を慰めてはくれない。

 

僕はたった一人だと感じた。

僕は目を閉じた。

目を閉じた拍子に目から涙がこぼれた。

そして、暗い暗い世界に沈んでいった。

なにもない暗い世界。

音のない世界。

だだっ広い世界。

そこに一人の人間がいた。

そこで彼は膝を抱えて泣いていた。

僕にはそれが見えた。

 

彼は悲しくて泣いているのではない、怯えて泣いていることが僕にはわかった。

この世界にはなにもないということが、彼には恐ろしくって恐ろしくってしょうがないのだ。

未知の世界は恐ろしい。その恐ろしいものと向き合えない自分。

彼は泣いている。僕は声をかけてやっても良かった。声が届くかどうかはわからないけれど。

でも、そうしないほうがいいと僕は思った。

僕は黙って彼を見守ろうと思った。

 

 

 

彼はずっと泣き続けていた。

そんな彼を見ていると、あんまり可哀そうで、自分の目にも涙が浮かんできた。

僕の目から一滴の涙がこぼれたとき、彼は泣き止んだ。

そして、腕の隙間から、チラリと空虚な世界を見た。

彼の目に映った世界はやはり空虚なままだった。

彼はまた泣き出しそうになった。

 

僕は、いても立ってもいられず、「大丈夫」と声をかけた。

彼に声が届いたのだろう。

彼は顔を上げ、立ち上がり、周囲を見渡した。

彼の目には何も映っていない。

 

彼は仰向けになって寝転がった。

この世界は上も下も、右も左もない。

どこをみても真っ暗な世界。

彼は寝転んだまま、「あー」と意味もない声を出した。

それはほとんど鳴き声に近い声だった。

彼はいろんな声を出した。

僕はそれに耳を傾けていた。

 

突然、彼は笑い始めた。

こんなに自然な笑い方は初めて見たと僕は思った。

どれくらいの時間彼は笑っていただろうか。

なにもない世界で、楽しくて仕方がないと言わんばかりの笑い声。

彼の笑い声を聞いていると、僕も顔がほころんできた。

そして、僕も笑った。

僕の笑い声は次第に大きくなった。自分でもこんな笑い声が出るんだと思った。

それが嬉しくなってまた笑った。

笑いは連鎖を繰り返し、僕にはもうわけがわからなくなった。

永遠に、僕は笑っていられるだろう、そう思った。

 

 

 

 

 

自分の笑い声で目が覚めた。

顔のすぐ横にはスマホがある。

僕は一連のことを思い出し、また笑いがこみ上げてきた。

 

シャツを脱ぎ、ズボンを脱ぎ、下着とパンツを脱いだ。

彼と一緒にいる感覚に陥った。

僕は全裸のまま外に飛び出した。

そして西に向かって走った。

 

あそこには太陽がある。

太陽は笑っていた。

彼のように、自然な笑い声を上げていた。

僕も自然に笑みがこぼれた。

風も、木も、山も、鳥も、虫も、犬も笑っていた。

そして彼の笑い声も聞こえた。

 

大爆笑しながら、全裸で僕は駆け抜けた。

 

 

 

 

 

世界は、僕だけに笑いかけている──!!

 

 

 

成長により見れた成長

今週のお題「〇〇の成長」

 

 

 

いつもアパートの前を通り過ぎるハクセキレイが前よりも大きくなっている。

身体が大きくなっても重くないみたい。

力強く羽ばたいて空を飛ぶ。

以前よりも早く、土の駐車場を歩く。

 

 

 

一つのプランターで育てている2種類の植物。

一つは蔦のように長く伸び、一つは鬱蒼とした葉を茂らせている。

植物の名前はわからない。

蔦が「タロウ」、葉っぱが「ミッチャン」という名前を付けている。

ミッチャンは最近、葉が黄色に変色している。

秋になって色素が変化したのか、紅葉みたいに。

彼ら(彼女ら?)はふたり仲良く成長している。

 

 

 

コクワガタのオスはいつも虫かごの腐葉土の中に隠れている。

名前はキワミという。彼女が付けた。

第一子はキワミという名前にしたかったみたい。

第一子がコクワガタでよかった。

最近、100均の昆虫ゼリーの減りが緩やかになった。

夏は一晩で一つゼリーがなくなっていたのに。

生きてるのかな? 朝に霧吹きで水を吹くと、気だるそうに土のベッドを持ち上げる。

冬は活動量が減るのかもしれない。

 

 

 

彼女は最近おにぎりとお茶漬けにハマっている。

米はあまり好きじゃないと公言していた彼女。

今日もご飯とお茶漬けの素を会社にもってって、お湯を入れて食べたみたい。

 

「日本人は米やろ」

 

が彼女の口癖になった。米嫌いだった彼女が米好きに変わる。

 

 

 

 

一方僕の成長はといえば……。

成長というのは意識したことがないからわからない。

強いて言うならば、最近ランニングシューズを洗っていないから少し足が臭うということぐらいだ。

でもこれって成長っていうのかな?衰退か?成長ってもっとポジティブな気がする。

でも、ぱっと思い浮かばない。

 

 

 

まあいいや、明日はランニングシューズのインソールも洗濯物と一緒に洗わなければ。

晴れるといいな。

太陽が昇れば植物も嬉しいだろうし、彼女も喜ぶだろう。

コクワガタも……あいつは夜行性だから夜の寒さしか感じないか。

 

 

明日も楽しみ。

 

 

 

 

誰にも邪魔されない空間がほしかったが、Gに邪魔される。

 

 

和歌山県で生まれた僕は遊ぶ場所には困らなかった。

実家から2つ家を挟んですぐに公園があった。

その公園にはベンチと鉄棒とブランコと大きな木があった。

兄貴や近所の友達とよく木に登って遊んだ。ブランコでも遊んだ。

鉄棒は父親から「教えちゃる」と言われたときだけ練習した。その時以外は、鬼ごっこのときの障害物としてしか使用しなかった。

その公園も、僕が中学に上がる前には木が切られ、ブランコも撤去された。

いま残っているのは鉄棒とベンチだけ。

 

 

実家のまえの道路を東に行くと突き当りに公立体育館があった。

体育館の北側には大きな駐車場があった。

田舎によくありがちな、バカでかい駐車場。

僕はそこでインラインスケートスケートボードをした。親父が購入した小さな赤いポールを立てて、スルスルとすり抜ける練習をした。たまに中学生や高校生のヤンキー風な男子たちがいて、彼らと一緒にスケボーやインラインをした。

厚紙で作った紙飛行機をゴム発射機を使って飛ばしたりもした。

駐車場から西側には、S先生という保育園時代の先生の家があった。S先生の家の屋根に太陽が沈んだら家に帰った。

 

 

インドアの遊びにハマることもあった。飛ばさないほど大量の紙飛行機を作った。飛行機の格納庫を作りたかっただけ。

自宅のWindowsXPパソコンでInternet Explorerを毎日立ち上げた。パソコンはWindows98時代からあった。よく3Dピンボール「Space Cadet」や特打小学生で遊んだ。パソコンの使用は一日15分が決まりだった。キッチンタイマーがパソコンデスクの柱にあった。昔のパソコンはよくフリーズした。フリーズしたらタイマーを止めた。あの頃のIEの初期画面ははYahoo!JAPAN一択だった。

金がなかったのでペーパークラフトをよく作った。YAMAHAのホームページには精密なバイクのペーパークラフトがあった。作り方の動画もあった。一番かっこいいと思った黄色のバイクを作った。個人ブログではSDガンダムペーパークラフトもあった。ペパクラビューワーというソフトをダウンロードしてプリントして色々作った。作ったものをデジカメで撮影してブログのメールアドレスに送った。背景をかっこよくするために遊戯王のフィールドの裏面を使用した。「ねこくらふと」というブログでは僕が作ったものが掲載された。

 

 

 

プラモデルにとても興味があった。初めてプラモデルを作ったのがたしか小学3年生のとき。アメリカの緑色のバンを作った。車の名前やブランドは覚えていない。クリスマスプレゼントでもらったもの。兄貴はポルシェを作っていた。

色は自分で塗った。タミヤの接着剤の臭いがとても好きだった。色はきれいに塗ろうと思ったのだが筆ムラがたくさんできてしまった。兄貴が「重ね塗りしたらええで」と教えてくれたので重ね塗りをしたらもっとひどい筆ムラになってしまった。兄貴のポルシェはきれいな赤いポルシェに仕上がっていた。僕は自分の汚い緑のバンをみて、泣いたような、泣かなかったような。

 

 

プラモデルには相当ハマった。いついかなるときでもプラモデルが作りたかった。小学校での授業中もプラモデルを作っているときのことを想像した。

岩出の王将からもう少し東に行ったところに「カインズ」という中古ショップがあり、そこには箱が古くなったり状態のあまりよくないガンプラが並んでいた。その後畑毛交差点の交番の前に移転したが、その後は潰れたのか移転したのかはわからない。毎週末自転車でカインズに行った。そこには服や時計やネックレス、DVDプレーヤーやテレビ、フィギュアも大量にあった。

夏休みには毎日のようにいった。カインズでは毎日「ジュラシックパーク」がDVDプレーヤーで再生されていた。そこにいると、気づいたときにはジュラシックパークが終わっていた。

古いためガンプラの値段は安くはなっていたが、手持ちの金で購入できるほどの値段ではなかった。

一度、お年玉で1200円のMGグフを購入した。電気ムチの難易度がとても高そうで心が揺さぶられた。せっかくだから難しそうなプラモを作りたい。

MGは1/100なので結構箱が大きい。自転車にかごは着いてなかったのでリュックサックにでかい箱を詰め込んで持って帰った。すぐに2階の部屋に持っていった。なにかを買うとすぐにバレるのはなぜなんだろう。父親には「作ったら終わりやんか」と言われた。夕食後には家族みんながテレビを見ている。僕はとにかくグフを作りたいから夕食を食べ終わったらすぐ、2階へ上がってニッパーとカッターでプラモを作る。机は父親がどこかの仕事場からもらってきたステンレス製の引き出しつきの灰色の事務机。勉強用の蛍光灯をつける。1階からは笑い声が聞こえる。ムチの素材を一つなくし、「そんなもんや」と父親と母親に笑いながら言われた。

 

 

 

都会に行きたいと言う気持ちはなかった。大阪や東京に住みたいと思ったことはない。憧れはドラえもん。押入れの中で眠りたかった。一人で誰にも邪魔されない空間がほしかった。実際に押入れで眠ったことがあった。押入れの中にCDプレーヤーを持ち込んで、ベートーヴェンの「田園 第1楽章」を聞きながら眠った。ドラえもんっぽく、押入れの二段目で寝た。ギシギシと底が抜けそうな音がした。夜、天井からカサカサという音が聞こえた。確実にGがいた。それが嫌ですぐに押し入れで寝るのはやめた。現実はうまく行かないものだ。後日、バルサンを炊いた母親が、「やっぱりなぁ、あんた寝てた押入れにゴキブリおったわ」と言われた。

 

 

僕は思う。住みたかった街、住みたい街、それは今も叶わない、ゴキブリのいない街。そんな街、あるかなあ?

 

 

まぢでゴキブリ嫌い。

 

 

 

 

 

書籍化記念! SUUMOタウン特別お題キャンペーン #住みたい街、住みたかった街

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by リクルート住まいカンパニー